剣道が楽しくなるブログ

剣道を楽しく!をモットーに、見落としがちなポイントを解説します!

剣道関連クラスター発生(2021年1月25日) 〜原因追求と対策強化を〜 #017

こんにちは!剣道ブロガーのKenMedです!

 

今回のテーマはこちらです!

 

●2021年初の剣道関連クラスターが発生

 いまするべきこととは??

 

 

記事のまとめ:

困難のときこそ、成長できる。

原因を確かめ、改善していこう。

 

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 昨日(2021/1/25)、約一年ぶりに剣道関連クラスターが発生したとのニュースが飛び込んできました。

 

おどろきましたね。

 

しかし、クラスターが起こってしまったことを責めてはいけません。剣道関係クラスターが発生してしまうことは、ある程度想定できたことです。

感染者への中傷、嫌がらせ、差別は言語道断です!!

みなさんが元気に回復されることを願います。

 

さて、

これからは、クラスター発生にまで発展した原因をはっきりすることが大切です。

 

 

現時点でのニュースによる情報では、男女混合の発生であるため更衣中に感染拡大が起きたとは考えにくいですね。

 

今回の件で、一般的に考えられる感染拡大の原因として、

・稽古中の拡大

・稽古前後の談笑などでの拡大

・食事中の拡大

などが挙げられるでしょうか。

 

また、そもそも感染予防がどの程度できていたのか?

 

例えば、稽古の前後や稽古中に全員マスクを着用できていたのか。

至近距離で談笑しながらの食事などをしていなかったのか。

換気はきちんとできていたのか。

体調不良者はきちんと休めていたのか。

 

などなど、できれば情報を共有していただきたいですね。

 

 

今回のクラスター発生の詳細が分からなければ、対策強化のしようがありません。

 

ぜひ、何らかの形で情報共有をお願いいたします!!

 

剣道連盟の感染報告システムに期待したいところです。

 

 

 

例えばですが、もしあまり感染対策ができずにクラスターが発生したのであれば、これまでの対策をきちんと行っていくことだけでも、再発を防止できるかもしれません。

 

逆に、一般的な感染対策をされていてクラスターが発生したのであれば、これまでの対策を見直し、より強力な対策へアップデートする必要があります。

 

 

具体的には、

地域ごとの感染状況において稽古を制限する

ワクチン接種が進むまで、稽古を制限する

稽古中のマスクを、より予防効果の高いものにする

などでしょうか?

 

 

どんな対策を講じていくべきか、知恵を絞る必要がありますね。

思考停止していてはいけません!

現在行っている感染対策を見直し、より確実なものにしていきましょう!

 

この一年間で、新型コロナウイルスに関して、多くのことがわかってきました。

かならず、解決策はあるはずです!

 

明るい未来のために、諦めずに頑張っていきましょう!!

 

 

 

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

いずれにしろ、普通に生活していく上では、ゼロリスク(=感染するリスクが全くないこと)はありえません。今後も、世界中で稽古が継続されれば、必ず誰かは感染してしまいます。

 

しかし、個々人ができるだけの感染対策をして、できるだけ感染者数を減らすことが重要です!

 

感染者数を減らす努力をすることが、結果的に自分を・大切な人を守ることになります!

 

 

気を緩めずに、しっかり対策していきましょう!!

 

 

 

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

このブログでは、みなさんが充実した剣道ライフを送れるよう、情報発信をしていきます!

 

感想や質問をいただけると、とても助かります!

よろしくお願いします!

 

 

 

 

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剣道が変わる身体の仕組み〈其の一 肩〉#016

剣道には独特な動きが多いですね。

難しい動作も多いです。

剣道で使う身体の動かし方を、身体の構造から見直していきましょう。

 

まず今回は、肩です。

いわゆる肩関節は、正確には肩甲上腕関節(ケンコウジョウワンカンセツ)と言います。これがみんなが思い描く『肩』です。

ですが、その肩の周りにも沢山の骨、関節、筋肉などがあるので、複雑なんですね。

基本的な構造を見ていきましょう。

腕の骨は、肩甲骨という逆三角形のお皿のような骨に繋がっています。

画像1

肩甲骨には隣合わせになる骨がいくつかあり、上腕骨(腕の骨)、鎖骨、肋骨の背中側がそれにあたります。

肩甲骨っていうのは、変わった仕組みになっていて、まず、いわゆるみんなが思い浮かぶ形の関節で体幹と繋がっているのではありません。背中の上の方(肋骨の背中側)に、ちょこんとしがみついています。具体的には、四方に伸びる筋肉によって、体幹と繋がっています。

そして、背中の肋骨のわん曲に沿って、スライドするようにある程度動くことができます。

これが、腕を自由自在に使うことができる理由なんですね。
この肩甲骨の動き、意識してみたことはありますか?

もし、肩甲骨を全く動かすことができなかったり、筋肉や靭帯が硬くて肩甲骨の動きが制限されると、腕の振り上げや振り下ろしなどが上手にできません。腕が半分くらいまでしか上げられないからです。

 

では、肩甲骨がどんなふうに動いているのか、見ていきましょう。

繰り返しになりますが、逆三角の形をした肩甲骨は腕の動きに合わせて、背中のわん曲に沿いながら、滑るように、スライドするように動いています。腕を高くあげるときなどには回転もしています。

腕を前に伸ばすときには、肩甲骨が背中(の肋骨に)沿って前にスライドしていきます。そのため、肩全体が前に動きます。剣道で打突するときにはこの動きが重要になります。突きや小さい振りかぶりの打突動作では顕著だと思います。

画像2

次に、振りかぶりのときはどの様な動きとなるでしょうか。

振りかぶりのときは、腕だけが上に上がるのではなく、肩甲骨が回転して傾くことで腕が上まであがります。

画像3

つまり、振り上げのときは、「腕をあげる」だけではなく、「肩甲骨を動かす」ことが大切です。

剣道の指導で「肩を使う」という表現がありますが、具体的には、肩甲骨を上手に使うことだと理解できます。

 

以上をまとめると、

1、腕をあげるには、肩甲骨が回転する必要がある。

2、肩甲骨が前にスライドすることで、腕を伸ばす(肩を前に出す)という動きができる。

 

単純なことですが、これらを意識するだけで、振り上げ・振り下げ・打突のイメージが変わったのではないでしょうか。

終わり。

Rich Dad, Poor Dad 〜持つものと持たざる者〜 #015

こんにちは!剣道ブロガーのKenMedです!

 

今回のテーマはこちらです!

 

●剣道での持つものと持たざるもとは?

 

 

記事のまとめ:

達人の世界線をみに行こう!!

 

  

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 さて、先日「金持ち父さん貧乏父さん」を読みました。

 

本書にかいてあるように、お金に関する教育って少ないですよね。

 

僕も、家でも学校でもテレビでもほとんど何も教えてもらってないと思います。

 

家では、借金などの保証人にだけはなるな、とは教わりました笑

 

つまり、負の側面に関しては多少気を付けているんだと思うんですが、

 

良い側面に関してはなかなか話す機会もないかもしれないですね。

 

むしろ、お金の話は汚い話、というイメージすらあります。

 

でもこれっておかしいですよね。

 

誰しもお金なしでは生きていけません。とても大事なものです。

 

本書には今まで考えたこともなかったお金の話が載っていて、目から鱗でした。

 

生活に困らないために、教育費用に困らないために、老後に困らないために、損をしないために、

 

お金のリテラシーを学ぶことって大事なことだと実感できました。

 

知らないことはできません!

 

知識を学ぶことは、お金に関しても大切なことなんですね!

 

 

 

で、思ったんです。

 

これって、剣道にも似たようなことあるんじゃない?

 

 

剣道界では、理論にのっとった思考が圧倒的に欠如しています。

 

むしろ、精神論が強すぎて、頭を使って考えることが悪みたいな風習ないですか?

 

精神論も大切です。反射的に動くことも大切です。テクニックだけでは片落ちです。

 

でも、それが理論的思考をしない理由にはなりません。

 

感覚でやってしまう、教えてしまうことはとても楽です。なにも考えずに稽古するのは気持ちがいいかもしれません。それは仕方ないです。

 

ただ、理論的に考える癖をつけることは、剣道をするうえでも重要になります。

 

 

お金の常識を駆使して生きる人、

 

理屈を駆使して剣道する人、

 

無理やり感は否めませんが、似ていると感じました。

 

 

剣道は工夫しだいです。

 

相手の何を観察するべきか、どこを注意すべきかなど、目の付け所

 

足のつき方、足幅、膕の曲げ具合、踏み込みの距離など、足捌き

 

重心の位置、骨盤の立て具合、腹筋への力の入れ方など、胆の据え方

 

手の内の使い方、握り方、刀の振り方、腕の伸ばし具合など、力の使いよう

 

などなど、剣道には工夫できるところが沢山あります。

 

 

達人にはみえていて、僕たちにはみえてないものって沢山あると思います。

 

でもそれは、理屈で考えれば当たり前のことかもしれません。

 

理論的に実践すれば、たどり着けるかもしれません。

 

 

そこにあるのに、みえてないんだと思います。

 

みようとしていないから、みえないのかもしれません。

 

みえてるけど、できないものもあるでしょう。

 

 

それでも、

 

その世界線、みたくないですか?

 

 

 

 

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面マスクとリスクの取り方 〜下手すりゃ●ぬよ〜 #014

こんにちは!

剣道ブロガーのKenMedです!

 

今回のテーマはこちらです!

 ●面マスクにおけるリスクの取り方 

 サージカルマスクで大丈夫??

 

 

記事のまとめ:

異常に苦しくなるなら、サージカルマスクはやめよう!

ほどよい通気性のマスクを、工夫して使おう!

 

 

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先日、地元の道場に顔をだして驚きました!

 

何人か面の下にサージカルマスクをつけて、きつめの稽古をしてたんです。

 

ブランクを考慮しても、本人はかなり苦しそう。

 

思わず言ってしまいました。

 

「下手したら●ぬんじゃうよ!」

 

そりゃそうです。

 

自ら呼吸が苦しくなる稽古をして、少しでも酸素を取り込みたいのに、

 

息をすっても空気は少ししか吸えず、かわりにマスクが口に吸い込まれるんです。

 

剣道は対人稽古であるためなかなか自分で稽古量をこまめに調節できず、

 

さらに、面があるためマスクを一瞬で外すことも難しい。

 

 

中国で小さい子供がマスクによる窒息で亡くなったと報道があったようですし、

 

大人であってもそれなりに危険となってしまうのが剣道です。

 

よくよく考えるべきと思います。

 

 

 

サージカルマスクは感染リスクを減らしてくれるぶん通気性が悪く、

 

汗などで濡れてしまうとさらに通気性が悪くなります。

 

これはもう、みずから窒息しにいっているようなもんです。

 

 

布マスクでも、濡れてしまうと通気性が悪くなりますが、

 

以前もブログで書いたように、

 

口とマスクの間にスペースを確保するために、プラスチック性の立体的なカップなどがあります。

 

運動時だけでなくても使えるので、是非試してみてください!

 

 

サージカルマスクを面マスクとして使ってもいいのは、

 

「サージカルマスクでも全然しんどくないよ」っていう大人だけだと思います。

 

そこまで心肺能力が強かったり、あまりきつい稽古をしない場合なら、許されるでしょう。

かなりきついと思っているのに使い続けるのは言語道断です。

 

 

また、感染リスクにおいて、

 

布マスクがサージカルマスクに劣ることは間違いないでしょう。

 

ただ、安全性と天秤にかけて考えることが大切です。

 

正しいリスクをとることが重要だと思います!

 

現段階では、布マスクでよいのです。

 

今後、稽古などで感染が広がるようなことがあれば、サージカルマスク使用を含めてさらに感染予防策を考えていけばよいと思います。

 

 

マスク警察はあまりしたくないのですが、

今回ばかりは流石に摘発せざるを得ませんでした!

 

命を大切に、稽古に励みましょう!!

 

 

 

最後に、普通に生活していく上では、ゼロリスク(=感染するリスクが全くないこと)はありえません。今後、世界中で稽古が継続されれば、必ず誰かは感染してしまいます。

 

しかし、個々人ができるだけの感染対策をして、できるだけ感染者数を減らすことが重要です!

 

感染者数を減らす努力をすることが、結果的に自分を・大切な人を守ることになります!

 

 

気を緩めずに、しっかり対策していきましょう!!

 

 

 

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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感想や質問をいただけると、とても助かります!

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剣道的"5つの場面" 〜安心して冬稽古するために〜 #013

こんにちは!剣道ブロガーのKenMedです!

 

今回のテーマはこちらです!

 

●安心して冬稽古するために、5つの場面で工夫しよう!

 

 

記事のまとめ:

 防寒対策が重要でしょう!

 

 

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さて、解説です。

 

2020年10月23日に、

新型コロナウイルス感染症対策分科会から

政府への提言が発表されました。

 

内容は、

新型コロナ感染の伝播が主にクラスターを介していることから、

クラスター発生の連鎖を抑えよう

というものです。

 

とはいうものの、

なにも活動せずに家でじっとしていなさい、

という消極的・非現実的なものではありません。

 

むしろ、

「感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫」を取りまとめています。

 

 

剣道は会食ではありませんが、

この提言をもとに、

剣士が応用できないか考えていきましょう!

 

 

まず、感染リスクが高まる「5つの場面」とは、

【場面1】飲酒を伴う懇親会等

【場面2】大人数や長時間におよぶ飲食

【場面3】マスクなしでの会話

【場面4】狭い空間での共同生活

【場面5】居場所の切り替わり

だそうです。

 

では、場面ごとに、”無理やり”当てはめていきましょう!

 

【場面1】飲酒を伴う懇親会等

→剣道も大声を出して飛沫を飛ばしまくります。

しかも、面マスクは通気性がよく、口から飛び出たウイルスを含む飛沫などを完全にシャットアウトすることはできません

仮に、広い道場で十分な間隔をとり、十分な換気をして、無発声で稽古ができれば、かなり感染リスクは下がるでしょう。しかし、なかなか難しいですね。

少しでもリスクを下げる工夫をしていきたいですね!

 

【場面2】大人数や長時間におよぶ飲食

→剣道は比較的大人数で集まることが多いでしょう。

コロナ禍では、少人数で稽古する機会をつくることも有効そうですね。

あとは、稽古を最小限の時間にしましょう!だらだらするのは、そもそも効率が悪いです。

稽古前後の談笑も控えめにしていきましょう!

集まってタバコを吸ってるあなた達!言語道断です!

 

【場面3】マスクなしでの会話

→剣道では、布マスクを使っていることが多いでしょうね。

布マスクは通気性がよく、サージカルマスクなどと比べると感染リスクが高いことは知っておきましょう。

稽古中以外は、サージカルマスクをしておくのが仲間を守ることになるかもしれません!回り回って、あなたのためになるでしょう。

 

【場面4】狭い空間での共同生活

→道場が狭い場合などを想定してみます。

広い稽古場所があるなら、稽古場所変更も一考です。

稽古人数を少なめにして、相対的に空間を確保するのもよいでしょう。

どちらにしろ、対角線の窓や戸を開けて換気を行いましょう!

寮生活をしている剣士も多いと思いますが、共有空間での換気をしっかりしましょう!

 

これからどんどん寒くなってくるので、換気がおっくうですね、、、

残念ながら、こうやって換気をすれば問題ない、という方法はまだまだわかりません。

背に腹は変えられませんので、防寒対策を十分に行ったうえで、換気の工夫ができるとよいですね。

 

【場面5】居場所の切り替わり

→居場所がかわり、人が入れ替わると何が危険で何が良いのかわからなくなっちゃいますね。

そんな時こそ冷静に、マスク・手指衛生・換気を意識するとよいでしょう!

 

 

たくさんありましたが、

これから特に意識するべきは、防寒対策ではないでしょうか。

 

寒くても換気をしなければいけないので、

これまでと違った

新しい防寒対策を作っていきましょう!

 

具体的には、

下着を工夫する。

少しの待ち時間でも上着を羽織る。

電気カーペット、暖房を設置する。

暖かい飲み物をとる。

ホッカイロを仕込む。(湯たんぽでも可)

などでしょうか。

 

特に、小さいお子さんや高齢者の方々は、

寒さで体調を崩さないように注意ですね!

 

今日は以上です。

 

 

いずれにしろ、普通に生活していく上では、ゼロリスク(=感染するリスクが全くないこと)はありえません。今後、世界中で稽古が継続されれば、必ず誰かは感染してしまいます。

 

しかし、個々人ができるだけの感染対策をして、できるだけ感染者数を減らすことが重要です!

 

感染者数を減らす努力をすることが、結果的に自分を・大切な人を守ることになります!

 

 

気を緩めずに、しっかり対策していきましょう!!

 

 

 

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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祝八段!竹中健太郎先生 〜0.04秒の差〜 #012

こんにちは!

剣道ブロガーのKenMedです!

 

今日は号外です!!

 

●祝!八段合格!竹中健太郎先生 

〜0.0427秒の差が生み出すものとは〜

 

今日のビッグニュースといえば、

昨日今日と東京で行われていた八段審査で、本日、竹中健太郎先生が見事合格されたことでしょう!

 

竹中先生は、PL学園から筑波大学へ進まれ、卒業後は鳥取県八頭高校に赴任され、2008年からは鹿屋体育大学に勤められています。

選手権大会はもちろん、世界選手権にも長く出場されていましたね。

 

剣道界では超有名人です!

 

もちろん八段に合格されたのは当然といえば当然なのですが、

 

今日は八段合格を記念して、竹中先生のすばらしい研究をみていきましょう!

 

 

 

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 さて、竹中先生は2017年に博士号を取得されていますが、その前年の2016年にある研究結果を発表されています。(スポーツパフォーマンス研究, 8, 438-448, 2016)

 

それは、剣道玄人の打撃と踏み込みには、0.0427秒(42.7ms)の時間差がある、というものです。

 

 

剣士の皆さんならだれでも、初心者の剣士など打突の指導をされたことがあると思います。

 

そのとき、「打突と踏み込みは同時」と教えていませんか?

 

実際、初心者は先に踏み込んでしまうことがほとんどですよね。

 

 

しかし、これは完全に間違っています

 

正確には、同時になることも絶対にないとは言い切れないと思うので、「打突の方が早くてもいい」が無難なところだと思います。

 

 

この時間差については、ある程度のレベルになると当たり前のことなんですが(50年も前から報告されています)、

 

認識している剣士は意外に少ないのではないかと思います。

 

 

この知識がないと、打突と踏み込みのときに、力がうまく伝わらないのだと思います。

 

 

有効打突をとったことがなかったり、打突がしっくりこなかったり、素人っぽいとか言われてしまう人は、この時間差を意識しないことが原因かもしれません。

 

ぜひ、意識して稽古に取り入れてみましょう!

 

 

なお、この論文でも紹介されていますが、レベルの高い剣士であれば、踏み込みを先行させることも可能なようです。打突と踏み込みにはいくつかパターンがあるので、パターンによっても時間差に違いが出てくるのですね。

 

 

 

 

さて、ここまで論文の内容を紹介してきましたが、

 

まったくの初心者剣士にこんなことを教えると悪影響しかないかもしれませんので、ある程度上達した剣士は知っておくとよい知識でしょう!

 

私も学生のとき、初心者にこれを教えましたが、全く理解してもらえませんでした!!www

 

 

最後に、

竹中先生は他にも素晴らしい研究を発表されていて、

 

指導者ならば必見のものもあります!

 

 

このブログでもまた紹介したいと思います!

 

 

 

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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冬の新型コロナ感染対策 〜真冬の稽古中に換気できるか?〜 #011

こんにちは!

 

剣道ブロガーのKenMedです!

 

今回のテーマはこちらです!

 

●新型コロナ対策のため、冬の稽古中に換気できるのか?

 

剣士と子供剣士の保護者にとって、これから深刻な問題となってくるでしょう!

 

どう対策するか考えていきましょう。

 

 

この記事のまとめ:

   冬でも換気はしっかりと!

 新しい寒さ対策に取り組もう!

 

 

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 さて、解説していきます。

 

すっかり寒くなってきましましたね。

 

冬の剣道はつらいですよね。道着は冷たいし、床は冷える、、、

 

想像しただけでゲンナリです。

 

 

しかし、今年の冬の稽古はさらに厳しいものになりそうです。

 

 

なぜなら、新型コロナ感染予防のためには、換気がとても重要だからです。

 

ここでいう換気とは、単に空気の流れを作るということではなく、道場などの室内の空気を外の空気と入れ替えることです。

 

剣道はただでさえ、ツバや飛沫を飛ばしてしまいますし、通気性のよい面マスクをして稽古しています。

 

もし、換気をせずに稽古をすると、感染者の口から出てきたウイルスが長時間道場を漂ってしまうため、他の人が吸い込んでしまう可能性が高くなってしまいます!

 

 

では、換気の頻度や時間はどのくらいがよいのでしょうか?

 

道場の空気の流れなどによって、正解が変わってくるかもしれませんし、

 

一般的な目安もなく、難しいところです。

 

 

そのため、今後の換気に関するニュースに、目を光らせておきましょう!

 

 

このブログでも適宜紹介していきますね。

 

 

 

仮に、安心な換気の目安がわかっても、

 

やはり相当寒いことは間違いないでしょう!

 

真冬に外で稽古するようなものですよね。

 

気温は低いし、風がふけば体温が奪われていきます。

 

 

そこで、今年の冬は、例年以上に寒さ対策を行うことが大切です!

 

防寒具はもちろん、袴の下に薄いものを穿いたり、手足を温められるものや温かい飲み物を用意するのも良いかもしれません。

 

また、今年は防寒着などを着るタイミングも工夫したほうがよいでしょう。

 

短い待ち時間でも、防寒具を着たり、手足を温めたりするなど、工夫していきましょう!

 

 

 ざっくりした内容になってしまいましたが、

冬の新型コロナ予防にも、思い切った対策が必要だと思います。

 

 

今日は以上です。 

 

 

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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そもそも稽古してもいいの? 〜コロナ禍で剣道が生き残るために〜 #010

こんにちは!

 

剣道ブロガーの KenMed です!

 

今回のテーマはこちらです!

 

●そもそも現在のコロナ禍で剣道してもいいのか?

 

 すでに対人稽古を再開されているかたと多いと思いますが、

今回のテーマも、剣士や子供剣士の保護者なら、気になっているところだと思います。

 

 

 最初に、この記事のまとめです。

 

まとめ:

稽古するなら、出来る限りの対策を!

不十分な対策しかできないなら、稽古はしない!

今後、稽古での感染者が確認されれば、再び対面稽古はできなくなるでしょう。

 

 

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さて、解説していきます。

 

 

新型コロナ感染予防のため、『三蜜』を避けるべきと言われていますが、

 

具体的には、以下の7つが、職場での感染リスクが高い場面と指摘されています。

 

  1. 体調が悪くても出勤する
  2. 狭い場所でミーティングする
  3. 飛沫が付着しやすいモノを共有する
  4. 休憩室で飲食や会話をする
  5. ランチや懇親会をする
  6. 歌を歌う
  7. 社員旅行に行く 

 

これをみると、剣道の対人稽古って大丈夫なの?って思いますよね。

 

上記の、2.  4.  5.  6. などは剣道でも似たような場面が想像されます。

 

どう考えても、剣道の対面稽古はハイリスクです!

 

 

今後、全国的にさらに稽古が再開し、

 

対人稽古機会が増え、

 

稽古人数が増え、

 

冬になり気候が変わり、

 

対策の緩みがでてくると、

 

剣道での感染者が出る可能性が、どんどん高くなってきます!

 

 

 

正直なところ、

 

剣道での感染者が出てしまえば、

 

しばらく稽古はできなくなってしまうでしょう。

 

 

また、感染した状況が対人稽古そのものであったとしたら、

 

対面稽古再開には、さらに厳密なルールや対策が課される可能性があります。

(想像でしかありませんが、

治療法やワクチンが確立されるまで対面稽古の禁止、

通気性の低いマスクの着用や、

ほぼ顔全体を覆う面シールドの着用などでしょうか・・・)

 

 

逆に、感染者がでたとしても、感染した状況を分析した結果、対人稽古ではなく、

 

他の場面で感染が拡大したということになれば、ルールを徹底しての稽古再開が可能かもしれません。

 

 

 

稽古での感染者をできるだけ出さないために、

 

 感染リスクの高い状況に置かれてしまった人は、稽古しない 

 

 体調が悪いときは稽古はしない

 

 稽古場所への移動中に起こる、人との接触に気をつける

 

 稽古場所に集まってからの接触に気をつける

 

 面マスク(と面シールド)をきちんと使う

 

 防具などを脱着時に顔や手にウイルスがついているかもしれないことを意識する

 

 こまめに手洗い、もしくはアルコール消毒をする

 

 顔やマスクをできるだけ触らないように注意する

 

 稽古終了後、面をとったあとのコミュニケーション時の接触に気をつける

 

など、注意していきましょう。

 

 

某大学の部活動でクラスターが発生していますが、、、 

   

気を緩めずに、しっかり対策していきましょう!!

 

 

 

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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冬の稽古に備えて 〜インフルエンザは流行るのか〜 #009

こんにちは!

 

剣道ブロガーのKenMedです!

 

今回のテーマはこちらです!

 

●この冬、インフルエンザは流行るのか?

新型コロナとインフルエンザにどう立ち向かうべきか?

 

このテーマは新型コロナウイルス感染が流行りだしてから、ずっと話題になっていますね。

 

 

剣士だけでなく、みんな気になっているところでしょう!

 

ですが、この記事を読めば、少し糸口が見出せるのではないかと思います!

 

 

記事のまとめ:

インフルワクチンを打ち、新型コロナ対策を継続しよう!

 

 

 

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解説していきます。

 

 

まずはインフルエンザウイルス感染についてです。

 

インフルエンザは主に冬に流行する感染症です。

 

しかし、南半球にあるオーストラリアでは、今年の冬にはほとんど流行らなかったと報道されています。

 

つまり、新型コロナ対策のためにしっかりソーシャルディスタンスをとり、マスクなどで予防すると、インフルエンザの流行をかなり防ぐことができると考えられます。

 

また、

今年は例年以上にインフルエンザワクチンを打つ人が多かったことも、流行を阻止できた一因とみる人もいるようです。

 

つまり、この冬も、きちんとワクチンを打つことができて、三密を避け、マスクをし、手指衛生に気をつければ、例年ほどインフルエンザを恐れる必要はないということです!

 

 

 

 

さて、

 

次は新型コロナについてです。

 

 

新型コロナウイルス感染症は、夏には流行らないかもしれないという予想もありましたが、全世界で盛大に大流行りしています。

では、今年の冬はどうでしょうか?

 

おそらく、全く対策せずに迎えると、大流行間違いなし。多くの方がなくなるでしょう。

 

日本の冬の気候が、新型コロナに有利に働いてしまうことも予想されます。

 

 

ですが、すでに世界中である程度の対策はされていますし、

 

啓蒙されている予防策をしっかりと行えば、

 

少なくとも日本では、流行は限定的で、大流行とまではいかないと思います。

 

 

 

ここまでをまとめると、

 

この冬は、インフルエンザのワクチンは接種して、新型コロナ対策に集中しよう!

 

ということです。

 

 

 

しかーし、

この冬は本当の意味で正念場だと思います!!

 

完全に私見ですが、

 

流行開始からしばらく経ち、

 

流行後初めての冬をむかえ、

 

慣れや気の緩みがでてきて、

 

長期間の自粛によって経済も疲弊しており、

 

さまざまな試みがなされていますが、

 

当然失敗のリスクもある、

 

などなど、今後は年度末に向けてリスクだらけだと思います!!

 

 

 

今後の剣道におけるリスクについては、また場面別に解説していきたいと思います!!

 

 

 

もちろん仕方のないことなので、

 

生活の質も経済も回復していけるよう、

 

知恵を絞って、考え抜いて、失敗してもリスクを最小限に抑えて、

 

乗り切っていきたいですね!!!

 

 

 

 

 

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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こんな剣士は要注意! 〜新型コロナの重症化リスク〜 #008

こんにちは!剣道ブロガーのKenMedです!

 

今回のテーマはこちらです!

 

●新型コロナ感染の重症化しやすい人とは?

 

これまでの記事で、特に高齢者や持病のある人は、新型コロナウイルス感染症にかからないように気をつけよう!という話をしてきました。

 

今日の記事では、

結局何歳以上だと気をつければいいの?とか、

どんな持病があれば要注意なの?

という疑問に答えていきたいと思います!

 

 

 

記事のまとめ:

60歳以上で、グンっと死亡率が高くなる!

また、がん患者さんや、腎臓・肺・心臓・血液疾患をお持ちのかたは要注意です!喫煙者も気をつけよう!

 

 

 

 

さて、具体的に記載していきます。

 

死亡率は、

40才以上になると少しずつ上がってきて、

60歳台は3.5%

70歳台は10.9%

80歳以上だと23%と高くなっていきます。

 

剣道をされている60歳以上のかたはとても多いですよね。

 

 

 

また、重症化するリスクが高いのは

がん(悪性腫瘍)、慢性腎臓病、COPD慢性閉塞性肺疾患、タバコ肺)、固形臓器移植による免疫不全状態、肥満(BMI30以上)、心不全、冠動脈疾患、心筋症などの重篤な心疾患、2型糖尿病

です。

 

たくさん書きましたが、剣道をしているかたでも

がん

慢性腎臓病

COPD

心疾患

2型糖尿病

などの持病をお持ちのかたは珍しくないと思います。

 

さらに、下記のようなかたも注意が必要な可能性があるようです。

気管支喘息

脳血管障害

高血圧症

免疫不全状態

肝疾患

妊娠

喫煙

こちらの持病や生活習慣の剣士も珍しくないと思います。

 

 

 

これらのリスクがある場合は、

かからないように特に注意が必要です!

また、

これらの方が身近におられる場合は、

その方にうつさないように注意しましょう!

 

 

 

 

なお、この記事は以下の記事を参考にしています。

わかりやすいので読んでみてください。

news.yahoo.co.jp

 

 

いずれにしろ、普通に生活していく上では、ゼロリスク(=感染するリスクが全くないこと)はありえません。今後、世界中で稽古が継続されれば、必ず誰かは感染してしまいます。

 

しかし、個々人ができるだけの感染対策をして、できるだけ感染者数を減らすことが重要です!

 

感染者数を減らす努力をすることが、結果的に自分を・大切な人を守ることになります!

 

 

気を緩めずに、しっかり対策していきましょう!!

 

 

 

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

このブログでは、みなさんが充実した剣道ライフを送れるよう、情報発信をしていきます!

 

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面マスクが息苦しい!! 〜コロナ禍の剣道 その原因と対処〜 #007

こんにちは!剣道ブロガーのKenMedです!

 

今回のテーマはこちらです!

 

 ●面マスクを付けて剣道すると、息が苦しい!

原因を知って、解決しよう!

 

子供から大人まで、防具・面マスクをつけて稽古する場合には必見です。

 

面を付けていなくても、マスクを付けているときには必須の知識です。

 

 

 

この記事のまとめ:

運動時のマスクは、口元と鼻に密着しないように!

通気性が悪いものは避けよう!

 

 

 

 

 

 

 さて、簡単に解説していきます。

 

 

面マスクに限らず、マスクで息苦しくなるのはなぜでしょうか??

 

理由はいくつかあります。

 

吸い込んだ空気の温度・湿度の問題や、心理的圧迫感などもあるかもしれませんね。

 

 

しかし、もっとも大きな原因は、十分な空気が吸いこめないことです。

 

 

そもそも運動をすると

→ 呼吸の回数が早くなる

→一回の呼吸が深くなる(=吸い込む空気の量が多くなる)

となり、つまり息があがってきます。

 

しかし、間違ったマスクの使いかたをしていると

息を吸うたびに、マスクが鼻や口元に密着してしまい、十分な空気が吸えなくなります。

鼻や口元をマスクが塞いでしまうと、空気を吸おうと思ったのに全く吸えないため、とても苦しく感じます。

 

また、完全にマスクで塞がれなくても、例えば通気性の悪いマスクをしていたり、マスクが汗に濡れて通気が悪くなると、息が吸い込みにくくなります。

 

そうなると、必要な息を吸うのに、いつもより頑張って息を吸い込まないといけなくなるので、息を吸う筋肉が疲れてくるんです!

(=呼吸筋疲労と言います。厳密には他にも原因があります。)

 

結果的に、十分な空気を吸い込みづらくなってしまいます!

 

 

 

 

 

さらにさらに、十分な空気が入ってこないと、その分取り込む酸素が少なくなるので、その不足分を補うように、ある臓器がフル稼働してしまいます!

それが、心臓です!

息苦しいのは肺のせいだと思われるかもしれませんが、タバコを沢山吸ったことがない人や肺に持病がない人なら、肺はあまり関係ありません。

 

心臓がフル稼動して心臓に負担がかかってしまうので、例えば心拍数が上がったりします。

でも、心臓の負担にも限界があるので、心臓が頑張っても十分な酸素が身体中に行き渡らず、いろんな症状が起こってくるのです。

 

高齢者や心臓のご病気・高血圧の持病がある人は、そもそも心臓に負担がかかっていて、余力も少ないので、特に要注意です!

 

 

場合によっては、心臓の負担過多から不整脈がでたり、心臓が止まってしまいます!

 

ときどき、稽古中にぶっ倒れてしまうかたがいますよね!

意識がなく、普段通りの呼吸をしていなければ、心臓が止まっている可能性があります。

すぐに救急車を呼んでもらい、

心臓マッサージを始めて、

AEDを持ってきてもらいましょう!

 

ためらってはいけません、

すぐに心臓マッサージ(=胸骨圧迫)です!

強く!早く!絶え間なく!行いましょう!

 

↓↓救急医学会のサイトを一度読んでみましょう!

aed.jaam.jp

 

 

 

だいぶ脱線しましたが、、、

 

そのため、心臓に負担をかけすぎないように、あまり心拍数があがらないようにしましょう!

また、息があがってきたということは、心臓に負担がかかってきた可能性があるので、参考にしてみましょう!

 

 

ということで、息が吸いやすい状況を作ってあげることがとても大切なんです!

 

 

 

では、具体的な方法を見ていきましょう。

 

 

1)通気性のよいマスクを使う

  通気性が悪いと、マスクの外からマスクの内に空気を取り込むために、強い吸引力が必要です。つまり、呼吸筋に負担がかかってしまいます。

  また、普段はよくても、汗で濡れると通気性が悪くなるので、その点も要注意です。

  ただし、通気性が良すぎると、ツバや飛沫がマスクを通り抜けやすくなってしまうので、適度なものを選びましょう。

 

 

2)マスクと、口・鼻の間に十分な空間をつくる

  十分な空間がないと、息を吸ったときにマスクが口と鼻にくっついてしまいます。

  たとえ空間があっても、大きく息を吸ったときにマスクが変形して、くっついてしまうと意味がありません。

  そのため、マスクの形状をサポートするような、プラスチック性のカップなどを使うとよいでしょう。私は普段から使っていますが、息がとても楽です。

  市販の、形が崩れにくい面マスクを使うのもよいと思います。

 

 

 

以上、マスクの息苦しさについて、原因と対策を解説しました。

いかがだったでしょうか?

 

 

 

 

普通に生活していく上では、ゼロリスク(=感染するリスクが全くないこと)はありえません。今後、世界中で稽古が継続されれば、必ず誰かは感染してしまいます。

 

しかし、個々人ができるだけの感染対策をして、できるだけ感染者数を減らすことが重要です!

 

感染者数を減らす努力をすることが、結果的に自分を・大切な人を・周りの高齢者を感染症から守ることになります!

 

 

気を緩めずに、しっかり対策していきましょう!!

 

 

 

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

このブログでは、みなさんが充実した剣道ライフを送れるよう、情報発信をしていきます!

 

感想や質問もいただけるととても助かります!

よろしくお願いします!

 

 

 

 

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手洗いとアルコール消毒 〜稽古での上手な使い分け〜 #006

こんにちは!剣道ブロガーのKenMedです!

 

 

この記事では、

手洗い と アルコール手指消毒 の違いと使い分け

を解説します。

 

 

小さいお子さんからご高齢のかたまで、幅広く役立つ知識だと思います。

 

 

記事の最後では、剣道のシュチュエーションでの使い分けを解説します!

 

 

 

 

 

記事のまとめ:

 手洗いは『汚れごと流す』。アルコールは『殺菌』する。

 TPOに応じて使い分けを!

 

 

 

 

 

 簡単に解説しますね。

 

■手洗い

 手についた汚れを石鹸で物理的に洗い流すことができます。

 手に細菌やウイルスがついていれば、汚れごとまとめて流すイメージです。

 

 なので、細菌やウイルスだけでなく、その他の汚れがたくさん付いたときには、手洗いをしましょう!

 

 

■アルコール手指消毒

 手についた細菌やウイルスを、化学的に殺菌することができます。

 他の汚れは落ちませんが、バイ菌を破壊するイメージです。

 

 バイ菌を流すわけではないので、細菌やウイルスの残骸は残ったままです。PCR検査で偽陽性の原因になるやつですね。

 

 ですから、汚れはそんなについてないけど、ウイルスは付いてるかもってときにはアルコール消毒で十分です!

 

 

 

 

 

さて、せっかくですので、剣道に絡めて考えてみましょう!

 

(1)道場に入るとき

  • 道場に入る前後で物を触ったりするので、その前にアルコール消毒!

 

(2)稽古前に人と接触するとき

  • よっぽど手に汚れがついてなけば、アルコール消毒で十分です!

 

(3)稽古したあと

  • 汗や皮脂、小手の汚れ、誰かの飛沫や汗がついている可能性があります。
  • できるだけ石鹸で手を洗いましょう!
  • アルコールを使っても、汚れの中に隠れたバイ菌は殺せません!
  • 剣道のあとの手は臭いですよね。あれは汚れの匂いです。

 

(4)道場を出るとき

  • 道場で物を触っているし、外でも物にさわるでしょう。
  • 稽古後に一度手洗いをしていれば、アルコール消毒で十分です!

   

以上、道場のシュチュエーションで使い分けてみました。

 

 

 

アルコール消毒は手洗いに比べて簡単ですよね。

頻繁に手を綺麗にしたいときには、アルコール消毒が優れています。

しかし、手洗いが必要な状況もあるんです。

手洗いとアルコール消毒の違いを理解して、しっかり感染対策していきましょう!

 

 

 

今日は以上です。ありがとうございました!

 

 コメントをお待ちしています!!

 

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剣道の面マスクとシールドの違い〜どっちでもいいの?わかりやすく解説〜 #005

今回は、剣道の面マスク と 面シールド の違いについて解説します。

 

なんで面マスクと面シールドしなきゃいけないんだろ?って人は読んでみてください。

 

 

 

結論:

うつさないために面マスク。うつされないために面シールド。

 

 

 

 

さて、稽古で、面をつけていないときは皆さんどうされてますか?

 

サージカルマスクや布マスクなど使われていると思います。周りのひともマスクをしていて、誰も至近距離で大声の発声をあげていなければ、それでOKです。

 

逆に、飛沫がかかるほどの距離で稽古をしなければいけないときは、顔を覆うシールドを使うと完璧です。

 

 

 

 

では、面をつけたときはどうでしょうか?

 

① マスクもシールドも付けてないよって人もいるかもしれませんね。

それはかなりヤバめです。

 

なぜなら、あなたが新型コロナに感染していた場合、他の人に感染させてしまうかもしれないからです。あなたが感染していない保証はないので、周りの人には迷惑ですね。

 

この状況が許されるのは、周りの人が全員完璧に感染対策をできているときだけです。しかし、完璧に対策できている状況は多くないので、リスクの高いことはやめときましょう!

 

また、不幸にも近くで飛沫を飛ばされてしまった場合には、直接口や鼻にウイルスを含んだ飛沫が飛び込んできてしまうことになるので、感染をうつされてしまう可能性もあります。

 

 

 

② 次に、面マスクはしてるよって人。

 

それだけで合格点です。なぜなら、他人にうつしてしまうリスクが少ないからです。

あとは、マスクについているかもしれないウイルスを、手などを介して広めないように注意してください。

自分の飛沫がマスクの内側についていますし、他人の飛沫がマスクの外側についています。そのことを意識してみてください。

こまめにアルコールで手指消毒をすれば、OKです。

 

また、面シールドをしていなくても、若くて、高血圧などの持病がない人であれば、今のところ必須ではありません。(全日本剣道連盟の推奨に従うしかないでしょう)

もちろん、剣道は至近距離で飛沫が飛んでくる可能性があるので、万全を期したい場合にはつけるといいと思います。特に感染流行地域や、周りに面マスクでの対策が不十分な人がいる場合には、積極的に使っていきましょう!

リスクを考えて判断することが一番重要です!(というか、そうしかできません!)

 

 

③ 最後に、面マスクと面シールドしている人。

 

高齢者や持病があるひとは、これが無難でしょう。新型コロナ感染症にかかってしまった場合には、重症化したり死亡したりする可能性が高くなるからです。

 

正直、重症化リスクの高いひとは、今の時点では稽古をやらないことも考えたほうがいいと思います。

特に誰が感染しているかわからない流行地域では、とても危険です。

 

 

 

 

さて、面マスクと面シールドの組み合わせ3パターンについて解説しました。

 

面シールドって曇るし、見えにくいし使いづらいですよね。ですが、シールドには外から飛んできた飛沫をガードしてくれる効果があります。有効に使っていきましょう!

 

ときどきみかける、口元だけおおうシールドは、おそらく飛沫ではなく直接ツバが飛んでしまうのを防ぐために作られたものだと思います。飲食店などでは使われていますよね。

ただ、飛沫も問題になってくる新型コロナウイルス感染対策には不十分だと思います。

 

 

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

みなさんが充実した剣道ライフを送れるよう、願っています!

 

感想や質問もいただけるととても助かります!

よろしくお願いします!

 

 

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『きちんと』マスクつけてますか? 〜着用の注意点を解説〜 #004

今回は一般的なマスクの注意点についてです。

 

最初に今回のまとめ:

 マスクは人に感染させないためのもの!

 完璧にできる人はいません!できることを確実に!マスクとアルコールはワンセット!

 

 

 

さて、本来、マスクは「だた着けていればいい」というものではありません。

また、用途もさまざま、種類もさまざまです。

 

 

新型コロナが流行ってるからといって、全員が新型コロナ感染予防のためにつけているわけではありません。

 

花粉症のため、口・喉の保湿のため、口臭を遮るため、顔の傷を隠すため、表情を隠すすため、ノーメイクを隠すため、など新型コロナ流行の前からいろんな理由で使われています。

 

 

マスクの種類も様々で、サージカルマスク、N95マスク、防塵マスク、布マスクなどあり、特殊な素材のマスクもあるようですね。

 

 

 

 

今回は新型コロナ感染症対策のための、マスクの上手な使い方をみていきます。

そもそも、この用途のマスクは、自分の感染を人にうつさないためのものです。

 

ぶっちゃけ、感染対策のためのマスクを使いこなしている人はおそらくこの世に存在しません。

医療従事者でも、新型コロナ感染症患者対応中や手術中では完璧に対応されていますが、普段から完璧に使いこなすことはほぼ不可能です。

長時間マスクをきちんと付けているというのは、それほど難しいことなのです。

 

なので、以下の対応は僕なりに工夫していることを交えています。ご了承ください。

 

 

さらに、マスクの種類は上に挙げたようにたくさんあります。それぞれの効果を検証した実験もあるようですが、実験条件なども様々なので単純比較は難しく、また実生活との乖離もあるため、細かい話はやめておきます。

 

 

 

上手な使い方(1)

 できるだけサージカルマスクをつける。

 

 やはり不織布を使ったサージカルマスクのほうが布マスクよりも優れているようです。

 最近は品薄でもなくなってきたので、できるだけサージカルマスクを使ったほうが無難といえるでしょう。普段使いではN95は必要ありません。

 

 汗をかくときは、逆に気密性の高いマスクは避けましょう。サージカルマスクが濡れると息苦しくなり、場合によっては危険です。

 

 

上手な使い方(2)

 鼻や顎周囲に隙間ができないようにつける。

 

 意外とみなさんできていませんが、これをしないとマスクの効果が半減です。鏡で確認するか、周りの人に確認してもらいましょう。 

 

 

上手な使い方(3)

 一度つけたら、できるだけマスクや顔に触らない。

 

 めちゃくちゃ難しいことですが、まわりに感染症がいるかもしれないような感染リスクが高い環境ではかなり重要です。

 

 こんなの無理じゃんとと思うかもしれませんが、マスクを触る前後にアルコール消毒か手洗いをすると、マスクと手を汚染せずに済みます。そのため、身近なところにアルコールを準備しておくのはとても大切ですね。マスクとアルコールはワンセットなんです!!

 実際に、医療施設などでは一応徹底するようになっています。

 

 

上手な使い方(4)

 マスクと口・鼻の間にスペースを確保する。

 

 マスクが密着しすぎるととても息苦しくなり、頻繁にマスクを触ってしまう原因になります。

できるだけ安全に快適に使えるように、市販のプラスチック製のサポート用品を使ってみましょう。僕は市販のものに両面テープをつけるなどして工夫しています。

 

 

上手な使い方(5)

 使用中のマスクを保管する場所を確保する。

 

 マスクを外さなければならないときは、汚くなってもよいところにマスクを一時的にいれておきましょう。他のものは絶対に入れないところがいいですね!ぼくはシャツの胸ポケットはマスク用と決めています。

 

 

上手な使い方(6)

 感染リスクの状況に応じて判断する。

 

 たとえば、消毒していない手でマスクの内側を触ってしまっても、周囲でそれほど流行していないような状況であれば、すぐにそのマスクを捨てなくてもよいかもしれません。逆にリスクが高いと思ったら、新しいものに換えましょう。

 

 

上手な使い方(7)

 あまり神経をすり減らさない。

 

 危険な行動をしてしまっても、普段からしっかり行動しているのならそれほど心配はいりません。一度リスクの高い行為をしたからといって、そのたった一回で感染してしまう可能性は高くありません。逆に危険な行動が何回も起これば、感染リスクが高まっていきます。

 

 

 

以上、7つほど挙げてました。いかがだったでしょうか?

 

マスク関連の注意事項はあげればきりがありませんが、あえて盲点を思われるところだけピックアップしました。

お役に立てるとよいのですが。

 

 

最後に、感想や質問もいただけるととても助かります!

よろしくお願いします!

 

 

 

なぜ剣道で新型コロナ感染症対策が重要か? ② 〜高齢剣士を守れ〜 #003

前回のブログ(なぜ剣道で新型コロナ感染症対策が重要か? ① 〜剣道特有の感染リスク〜 )では 剣道特有の感染リスク について解説しました。

 

 

今回は、高齢者の剣士についてです。

 

剣道では他の多くのスポーツと比較して、高齢者の人数が多い可能性があります。しかも、若い人からご高齢な人まで、同じ場所・同じ時間帯に集まることもままあります。

  

私の周りにも70台から80台まで、高齢者の剣士がたくさんおられます。私が最初に習った剣道の先生も90歳くらいのおじいちゃん先生でした。

そのくらい、高齢者の剣士は普通におられます。

 

 

しかし、ご存知のとおり、コロナ感染症でも高齢者は重症化しやすいことがわかっています。

 

例えば、比較的移動を活発に行いやすい若者が新型コロナウイルスに感染してしまい、そのまま道場に行き、そこで感染が広がってしまうとどうでしょう。

 

ご高齢の剣士が感染してしまうと、とても重症になったり亡くなってしまうかもしれません。そして、その方のご家族にも、さらに感染してしまうかもしれません。

 

もちろん、気をつけないといけないのは高齢者だけではありません。若い人が感染しても、そこからさらに家族・同僚に広げてしまうかもしれません。その中には例えば同居しているおじいちゃん・おばあちゃんも含まれるかもしれません。

 

若い人が感染の媒介となり、高齢者に広がっていく。とてもこわい状況です。

 

 

 

こういったことにならないように、

 

 人と接触するときはマスクをつけ、できるだけ2m程度の距離をあける

 

 体調が悪いときは外出しない・稽古はしない

 

 自宅から稽古場所への移動中に起こる人との接触に気をつける

 

 稽古場所に集まってからの接触に気をつける

 

 稽古終了後、面をとったあとのコミュニケーション時の接触に気をつける

 

 防具などを脱着するときに手にウイルスがついているかもしれないことを意識する

 

 こまめに手洗い、もしくはアルコール消毒をする

 

 顔やマスクをできるだけ触らないように注意する

 

など、一般的な注意点を再確認しておきましょう。

 

 

 

 

最後に、今回は省略しましたが、高齢者だけではなく、高血圧の既往がある人や喫煙者なども重症化するリスクが高いため、やはり注意が必要です。

 

そのため、これらのリスクがある人は面シールドも使って、できるだけ感染予防を行いましょう。

 

 

 

 

 

いずれにしろ、普通に生活していく上では、ゼロリスク(=感染するリスクが全くないこと)はありえません。今度世界中で稽古が継続されれば、必ず誰かは感染してしまいます。

 

しかし、個々人ができるだけの感染対策をして、できるだけ感染者数を減らすことが重要です!

 

感染者数を減らす努力をすることが、結果的に自分を・大切な人を・周りの高齢者を感染症から守ることになります!

 

 

気を緩めずに、しっかり対策していきましょう!!

 

 

 

何かコメントやご質問がございましたら、コメントをよろしくお願いします!

 ご質問いただいた内容を元に、記事を書いていきたいと思います。