なぜ剣道で新型コロナ感染症対策が重要か? ① 〜剣道特有の感染リスク〜 #002
剣道の稽古でも当然新型コロナウイルス感染の感染予防対策が重要です。
一般的な注意点やリスクに加えて、剣道で特に注意しないといけないこともあります。
一般的な注意点とリスクは、
体調が悪いときは外出しない
自宅から稽古場所への移動中に起こる人との接触
稽古場所に集まってからの接触
稽古終了後、面をとったあとのコミュニケーション時の接触
防具を介するとはいえ、近い距離で人との身体的接触があること
防具などを脱着するときのリスク
などでしょうか。
これらはマスク・シールドの着用やお互いの距離を取ること、道場に入る前や物を触る前後にアルコール消毒を行うことなどにより回避するしかありません。
さて、ここからが本題です。
剣道には剣道特有の感染リスクが高い行為があります。
それは、
「至近距離」で「相手にむかって」「飛沫を飛ばす」ことです。
他の武道やスポーツでも似たようなシチュエーションは起こりうるかもしれませんが、比較的剣道に特有の行為といっていいと思います。
この行為は、感染予防対策をかなりしっかりと行わないと危険だと思います。
そのため、
自分が感染しているかもしれないことを考えて、面マスクで飛沫を外に飛ばす量を減らすこと、
相手が感染しているかもしれないことを考えて、口や鼻・目を覆う面シールドをつけること、
この二つを確実に行うことが大切です。
仮に、面マスクの装着が不十分で飛沫が外に漏れてしまうと、稽古相手に大量の飛沫がかかることになり、感染リスクがとても高くなってしまいます。
ただ、マスクとシールドでは効果がだいぶ違うようで、シールドは必須とはされていません。
ですが、感染した場合に重症化することが予想される高齢者や、高血圧などの持病を抱えている方は、できる限りシールドなどで感染しないように対策することが無難でしょう。
以上、剣道特有の感染リスクについて解説しました。次回はもう一つのリスクを解説したいと思います。
いずれにしろ、普通に生活していく上では、ゼロリスク(=感染するリスクが全くないこと)はありえません。今度世界中で稽古が継続されれば、必ず誰かは感染してしまいます。
しかし、個々人ができるだけの感染対策をして、できるだけ感染者数を減らすことが重要です!
感染者数を減らす努力をすることが、結果的に自分を・大切な人を・周りの高齢者を感染症から守ることになります!
気を緩めずに、しっかり対策していきましょう!!